女性のQOL お役立ちサイトなど
◇もれない身体づくりが必要なわけ
2025年問題がすぐそこに迫っている日本では、いかに生活の質(QOL)を保ちながら日常生活を継続していけるかがカギ。超高齢化社会が簡単に変化することは考えにくく、個人個人がますます「自分の健康は自分で守る」という意識が必要になります。排泄に関するトラブルはQOL(生活の質)を落とす要因のひとつ。
できるだけ快適に自立(自律)できる期間を延ばすためにも、体力づくりに加え、排泄ケア(骨盤底の機能弱化によるトラブル対策)を身近なこととして捉えてくれる人を増やすことで、単に長寿なだけでなく、健康長寿に寄与できることを願っています。
※2025年問題とは・・・団塊の世代と呼ばれるベビーブーマーが後期高齢者(75歳)を迎えるのが2025年。一般的に75歳を迎えると心身状態が一気に落ちやすくなると言われています。
______________________
【健康とは】世界保健機関(WHO)憲章より
Health is a dynamic state of complete physical, mental, spiritual and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.
健康とは、肉体的、精神的及び社会的に完全に良好な状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない。
(厚生労働省 『健康長寿社会の実現に向けて』より引用)
______________________
■社会課題の重要性をデータから予測する
◇40歳以上の3割が尿もれの有症者
《花王 くらしの現場レポート 誰にでも起こりうる「女性の尿失禁」の実態と「想い」より》
◇2カ月継続した人たちのうち66.6%の人が尿もれの症状が改善した。
◇過活動膀胱(OAB)は40歳以上の男女の8人に1人に見られる
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【静岡市の人口から推察する排泄に関する課題】
総人口(平成30年12月31日現在) 693,604人
男性人口 338,073人
女性人口 355,531人
40~70代の人口 193656人(女性人口の約54%)
うち上記データより尿失禁症状を有すると推測される人口 58,096人(30%として試算)
*この世代ができる限りQOLを保つ生活を延ばすことで、次世代の負担を減らすことにもつながります。
※更年期以降だけでなく、10代から有症者の報告もあり、年齢に応じたすべての人を対象とした啓発が必要です。
※症状の程度により、医療機関の受診をお勧めします。
また男性の漏れに関しては前立腺の影響があることもあり、症状のある方はまず医療機関受診をお勧めいたします。
◇排泄日誌をつけてみませんか。
自分の排泄ペースをつかめるので、つけるだけで頻尿が改善する人もいるそうです。
◇お役立ちサイト
☆更年期26名のインタビュー
現在進行形で向き合っている人、乗り越えたと思う人など一人一人違ったメノポーズへの向き合い方があります。26名のみなさんにご協力いただき赤裸々に語っていただいた貴重なリポートです。
*メノポーズ(更年期)症状はさまざま。
それぞれの生き方が尊重されますように。
【メノポーズ私の場合】よりご覧ください
☆HRT(ホルモン補充療法)受ける?受けない?
HRT(ホルモン補充療法)に関心がある方へ
HRTだけでなく、更年期とは、対処法にはどんなものがあるのか、等、意思決定に必要な項目が分かりやすく書いてあります。活用することで現状が整理できると思います。
※あくまでも興味を持っている皆さんの参考のために掲載しており、HRTを勧めるためのものではありません。
※入手先欄からPDFをダウンロードできます。